章11

実践書

第十一章 役目・使命・住位

教本の対応: 教本『大自然の法則と人間の使命』第十一章「役目・使命・住位」(図25)

人は、時・所・場面に応じて変わる位置(住位)と、個人の力量・限度(分)を持って、「衆の中の個」「連の中の個」として在る。第十一章は、各自に与えられた役目、衆と連の中の個、分担任務と相互扶助を、原典と説法で確かめる章である。「役目を果たさなければ」と自分を追い込むためでなく、「いま、自分はどこに居て、何ができるか」を、無理なく見るために置く。

凡例: 【原典】=原文のまま・出典つき/【説法】=説法の日付と題つき/【言及】=説法と原典の関係(● 語が一致 ○ 内容が近い ◇ 説法のみの言い方 ◆ 使い方が違う)/【実践】=日々の気配りと実践(案)/【私の体験】=書き手が書く

節049 各自に与えられた役目 ── 住位と分、個性、天命

教本の対応: 第十一章「各自に与えられた役目」

【原典】「あらゆる万物、諸行は、永遠の流れの時間を縦軸とし、無限の広がりの空間を横軸として、その両軸の交差点に住する。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第三理「万有、諸行に住位と分がある」51頁

【原典】「(住位:縦の時間の線と空間の横の線の交差点に位置する)」

── 『實踐哲学の学び(その1)』「心の状態」

【原典】「個性は、前世の善悪の果として与えておられる。個性は、自分のものと思っているが、そうではない。」

── 『佛は、かく申された2』「個性」

【原典】「使命とは使いとして命じられた用向き、使いの役目、使者で、自分に課せられた任務、天職のこと」

── 『善戒、禁戒』(当来佛)

【原典】「天分とは、天与の分担任務である」

── 『善戒、禁戒』(当来佛)

【説法 2026/8/12「分を知ることから?」】もう一度、自分の立ち位置である、何をすべきか?使命は?役目は?何が優先順位なのか?など、「自己の住位と分」を見つめ直すことから始めなくてはならないのではないか?

【言及】● 「住位」「分」「使命」は原典の語(「住位」は説法337本中25本)。説法は、自分の立ち位置、何をすべきか、使命・役目・優先順位を、「自己の住位と分」として見つめ直すことから始める、と言う。

【説法 2026/7/30「掟」には、背けない!】「大自然の法則」を学んでいるなら、自己の住位である、男として女として、長男、長女、さらに夫(父)や妻(母)としての「分(分限)」というものがあり、まずその役割、役目を果たさなければならない、そうしないと物事は上手く進まないことを知っていますよね!

【言及】● 「分(分限)」は原典の語。説法は、自己の住位(男として女として、長男・長女、夫(父)や妻(母))には「分(分限)」があり、まずその役割・役目を果たさないと物事は上手く進まない、と言う(まず家族の役割から、という置き方は説法の強調)。

【説法 2026/2/23「法座とは」】しかし皆、日常自分がやっていること、癖、個性などに気が付かない。

【言及】○ 原典「個性は、自分のものと思っているが、そうではない」と近い(「個性」の語が一致。説法337本中2本)。説法は、日常自分がやっていること、癖、個性などに皆気が付かない、と言う(別の8/28は、「個性の尊重」の名で過剰に自己主張する、と言う)。

【気を配る】今、自分は、どの場面(家庭・職場・会・地域)に居て、どの住位か。場面を履き違えていないか(会社で父親のように、家庭で上司のように振る舞っていないか)。個性や才能は、自分のものと思い込まず、与えられたものとして受ける。
【実践】今日の場面を一つ選び、「ここでの自分の住位と、できる役目」を一行書く。できる範囲でその役目を一つ果たし、できない日は、体調優先で休む。

【私の体験】

手がかりの問い: 場面ごとの自分の住位を一つ書く。住位を履き違えて、うまくいかなかった(または、整えて、うまくいった)経験を書く。

日付:   出来事:

節050 人は「衆の中の個」「連の中の個」

教本の対応: 第十一章「人は『衆の中の個』『連の中の個』」

【原典】「あらゆる万有、諸行は、箇、個の一単位の独立孤存は出来ず、衆の中の箇、個として存在し、常に時間的、空間的に相互関連し合う。」

── 『諸法の原理原則』第4章「万有、諸行の運動」第三理「万有、諸行は相乗、相引、相反作用を行う」81頁

【原典】「常に、連の中の箇、個であり、孤の箇、個ではない。」

── 『諸法の原理原則』第4章「万有、諸行の運動」第三理「万有、諸行は相乗、相引、相反作用を行う」81頁

【原典】「三つの力が均衡し作用し合い、能き合っている時、安定している。この力が崩れた時、変化、激動する。」

── 『諸法の原理原則』第4章「万有、諸行の運動」第三理「万有、諸行は相乗、相引、相反作用を行う」81頁

【原典】「「感謝と責任とは、自分が衆の中の個であり、連の中の個として生きていることを認識しなくては生まれてはこない。感謝と責任は表裏一体である」」

── 『善戒、禁戒』「感謝の善戒」(当来佛)

【説法 2026/1/5「あなたは、変わらなくても大丈夫ですか?」】人は、連の中の個、集の中の個で、必ず影響して、影響を受けて生きる。

【言及】● 「連の中の個」「集(衆)の中の個」は原典の語(説法337本中7本)。説法は、人は連の中の個、集の中の個で、必ず影響して影響を受けて生きる、と言う。

【説法 2026/8/28「自分自身の感情を味わう?」】人間は「衆の中の個」、個の行動は衆の中で規制され、分の限界というものが有る。

【言及】● 「衆の中の個」「分」は原典の語。説法は、人間は「衆の中の個」で、個の行動は衆の中で規制され、分の限界がある、と言う(前の文は、「個性の尊重」と言われ過剰に自己主張し自分だけが良ければ善いのか、と問う)。

【気を配る】「自分さえよければ」になっていないか。人は、空間(家族・職場・地域)と時間(先祖から子孫)の連なりの中の個で、影響し合っている。感謝と責任は表裏一体である。
【実践】今日の自分の行いが、周りの人(家族・職場)にどう影響したかを一行書く。影響が良かった点を、まず見つける。

【私の体験】

手がかりの問い: 自分の行いが、周りに良い(または悪い)影響を与えた、と気づいた経験は何か。

日付:   出来事:

節051 分担任務と相互扶助 ── 天分は磨き、持ちつ持たれつ

教本の対応: 第十一章「分担任務と相互扶助」・図25

【原典】「人間は、独立独歩では生きられない。必ず、他との関係が必要で集団、社会生活を行う。」

── 『實踐哲学の学び(その1)』「人間の分担任務」

【原典】「互いの助け合いによる「相互扶助」、伴に生きるために「共存共栄」、心と力、知恵を合わせる「和合協力」、他に寄りかからない「自主自立」、」

── 『實踐哲学の学び(その1)』「人間の分担任務」

【原典】「ある範囲の「自由」と、その裏の「責任」、一定の「権利」と、果たすべき「義務」、」

── 『實踐哲学の学び(その1)』「人間の分担任務」

【原典】「天分の才能。天より分け与えられた才能であるが、磨かなくてはならない。ダイヤモンドと同じで、原石のままでは、光らない。」

── 『佛は、かく申された2』「説法:1、天才とは」(当来佛)

【原典】「協力とは、身(身体)と口(言葉)、意(精神・心)の3つの力を合わせる。」

── 『善戒、禁戒』「相互協力の善戒」

【原典】「世の中は持ちつ、持たれつで成り立っているのである。」

── 『善戒、禁戒』「相互扶助の善戒」

【説法 2026/9/11人間の「美しさ」とは?】大自然は言う、人は繫がりを持ち、助け合い助けられ、守り守られ、お互いがお互いを大切にして生きていく、それが人間の在るべき生き方であり、求める心の「喜び」になっていくのである。

【言及】● 「助け合い」は原典(「相互扶助」「補い合い」)と近く、語が一部一致(「助け合い」は説法337本中13本、「相互扶助」は3本)。説法は、人は繋がりを持ち、助け合い助けられ、守り守られ、互いを大切にして生きていく、それが人間の在るべき生き方だ、と言う。「持ちつ持たれつ」の語は、説法に0件。

【説法 2026/9/10「喜びの場所」は、ありますか?】要するに、縦の線の中の「連の中の個」と自分を取り巻いている「集」の中で助けられ、相互依存(互いが自立し、協力して力を合わせてる)して生きるのが自分という個なのである。

【言及】● 「自立」「協力」は原典の語(「自主自立」「和合協力」)。説法は、互いが自立し、協力して力を合わせる相互依存で生きるのが自分という個だ、と言う(原典の「他に寄りかからない自主自立」と、「助け合い」を、一つにした言い方)。

【気を配る】独りで全部を背負っていないか。人は独立独歩では生きられない。助け合い(相互扶助)と、他に寄りかからない自立(自主自立)の、両方を持つ。天分は、磨かなければ光らない。
【実践】今日、助けを求めることを一つ(頼む・相談する)と、助けることを一つ(小さな手伝い)、行う。協力は、身・口・意の三つを出し合う。

【私の体験】

手がかりの問い: 助けを求めて、助けられた経験と、助けて、自分も助けられた経験を一つずつ書く。

日付:   出来事:

体験の書き方

体験の書き方(一件ごと): 日付/場面と自分の住位(評価を入れない)/できた役目/助けを求めたこと・助けたこと/周りへの影響/「私はこのように学びました」の一文。

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