章4

実践書

第四章 因果応報と必然の法則

教本の対応: 教本『大自然の法則と人間の使命』第四章「因果応報と必然の法則」(図14)

出来事に偶然はなく、原因・経過・結果の必然の法則どおりに起こる。第四章は、この「偶然はない」「因縁果」「因果応報」を、原典と説法で確かめ、責める材料にせず、直す方向を見つける材料として使う章である。「自分のせいだ」と自分を責めたり、人のせいにしたりして止まらず、知らせとして原因を探り、改善へ進むために置く。

凡例: 【原典】=原文のまま・出典つき/【説法】=説法の日付と題つき/【言及】=説法と原典の関係(● 語が一致 ○ 内容が近い ◇ 説法のみの言い方 ◆ 使い方が違う)/【実践】=日々の気配りと実践(案)/【私の体験】=書き手が書く

節024 偶然は存在しない ── 必然の法則

教本の対応: 第四章「偶然は存在しない」

【原典】「あらゆる万有、諸行は、必然的に発生するもので、偶然に発生するものでは決してない。」

── 『諸法の原理原則』第2章「万有、諸行は無我」第二理「万有、諸行は必然的に発生、消滅する」27頁

【原典】「人は世の中で起こる出来事や自分の考えは、偶然に発生して消えていると思っている。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「知らせの前提」「知らせと必然」

【原典】「しかし全ての出来事に偶然はなく、原因、経過、結果の必然の法則通りに発生している。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「知らせと必然」

【原典】「新しいアイデア、考えなども、突然、何も無いところから発生するのではなく、過去に見たり、何かで体験したり、耳にしたりしているから、思いつかされるのだ。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「知らせと必然」

【原典】「つまり、必然で物事が起こっているから、「どうしてこんな事件が起きたのか?」と、原因追求が出来るし、「意味がある」と解釈出来るのだ。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「知らせと必然」

【説法 2026/8/13「ベクトルは、常に自分に向ける?」】大自然は言う、何かが起こる場に居る、それは偶然ではなく、必然なことなのである。

【言及】● 「偶然」「必然」は原典の語。説法は、何かが起こる場に居るのは偶然ではなく必然だ、と言う(「偶然」は説法337本中9本)。

【説法 2026/7/2「学びをする?それは、心で決まる」】大自然は言う、人との出会いは「偶然」ではなく、「必然」なのである。

【言及】● 「必然」は原典の語。説法は、人との出会いは偶然ではなく必然だ、と言う。

【説法 2026/6/17「苦労して、人の心が分かる?」】この世に起こる事は、全て偶然では起こらない、全て自分が行ってきたことに対して起こっていることなのである。

【言及】○ 原典「原因、経過、結果の必然の法則通りに発生している」と近い。説法は、起こる事は全て自分が行ってきたことに対して起こっている、と言う(原典の「必然」に、自分の行いの因を重ねた言い方)。

【気を配る】出来事を「たまたま」と流さず、「必然で起きているから、原因が追求でき、意味を解釈できる」と置く。ただし、原因探しは自分を責めるためではなく、直す方向を見つけるため。
【実践】今日起きた気になる出来事を一つ選び、「どうして起きたか」を、事実(形而下の原因)から順に一行書く。自分を責める言葉は書かない。

【私の体験】

手がかりの問い: 「偶然ではなかった」と後から思えた出来事は何か。その時の原因の探し方はどうだったか。

日付:   出来事:

節025 万物は気の交流を行っている ── 人間関係は知らせの最たる表われ

教本の対応: 第四章「万物は、気の交流を行っている」

【原典】「万物は、気の交流を行っている。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「万物交流の気と知らせ」

【原典】「人間関係は、知らせの最たる表われである。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「万物交流の気と知らせ」

【原典】「さらに植物等の変化も知らせに変わりは無く、森羅万象、全てさとりの糧としなくてはならないのだ。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「万物交流の気と知らせ」

【説法 2026/9/14「教え」は、生きる道標!】そうではない、人間関係の出来事が大自然からの「知らせ」で、人が「善」に生きられるために、大自然が全ての者に平等に、適当に「知らせ(合図)」を送られているのである。

【言及】● 「人間関係」「知らせ」は原典の語。説法は、人間関係の出来事が大自然からの「知らせ」で、人が「善」に生きられるために全ての者に平等に送られている、と言う(「人間関係」は説法337本中60本)。「気の交流」の語は、説法に0件。

【気を配る】人との出会い・やり取りを、その人の問題としてだけでなく、自分への知らせとして見る。あの人との出会いは、なぜ今起きたのか。
【実践】今日、人との間で気になったやり取りを一つ選び、「自分に何を知らせているか」を一行書く(相手を裁く言葉にしない)。

【私の体験】

手がかりの問い: 気になる人との出来事を、知らせとして見直したら、見え方がどう変わったか。

日付:   出来事:

節026 「因縁果」の実際 ── 相手が悪いと見える出来事にも知らせがある

教本の対応: 第四章「『因縁果』の実際」・【具体例】お金の公私を教えた交通事故

【原典】「世の中には、因縁果の法則がある。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「知らせは、進歩発展のために」前

【原典】「悪因悪果、善因善果であるから、悪因、悪縁に対処し無くせば、結果は次第に善くなっている。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』同上

【原典】「結果の前には、原因がある。途中の経過、因縁果がある。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理の細目「運命」

【原典】「「何のお知らせか?」と、神佛にお尋ねしたら、修理費に意味があった。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』事例「ある婦人が車で、出会い頭に交通事故」

【原典】「その金額は、自分の車の修理費の丁度十分の一に当たるお金だった。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』同上

【原典】「無論、お金は返したが、お金には公私の別があることを教えるための証だった。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』同上

【原典】「自分の家はいわゆる、「癌の筋(すじ)とか、癌の蔓(つる)などと言われる家系だ」と考えてきた。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』事例「癌の筋と言われる家系」

【原典】「しかし、形而上の原因があることを教えられ、先祖の家系を調査してみると、明治の戦役で遠くの地で亡くなり、供養が出来ていない本家側の先祖がおられるのが分かった。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』同上

【原典】「それをわざわざ尋ね、寺で発見し、その人の供養をした。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』同上

【原典】「形而下的には体質の問題であるが、形而上的には、歴代先祖を粗末にしている証だった。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』同上

【配慮】この例は、原典が、病気(癌)を、形而下(体質)と形而上(先祖の供養)の両面から語る例である。病気の原因を、本人・家族・先祖の落ち度と決めつける材料にしない。形而下(診察・治療・休養)を先にし、形而上の問いは、そのあとに加える(第三章・第六章を参照)。この例は、その後の経過を述べたもので、同じことをすれば同じ結果になる、とは述べていない。

【説法 2026/5/5「あなたは、変れていますか?」】因縁果の法則の通りです。

【言及】● 「因縁果」は原典の語。説法は、因縁果の法則の通りだ、と言う(「因縁果」は説法337本中3本)。

【説法 2026/5/31「苦」があるから、心が磨がかれる」】それなのに決まりを無視して車線を変更したり、因縁果のプロセスをカットして物事が上手く出来るわけない。

【言及】● 「因縁果」は原典の語。説法は、因縁果のプロセスをカットして物事が上手く出来るわけがない、と言う。

【気を配る】「自分は悪くない、相手が不注意だった」と、形而下の過失の割合で終えていないか。そのうえで、「何のお知らせか」を問う。善い結果には、悪い原因・経過(悪因・悪縁)を除く、が先。
【実践】不都合が起きたら、①形而下の手当て(修理・謝罪・手続き・受診)を先にする ②悪因・悪縁になっていた自分の行いを一つ探す ③それを今日から直す。

【私の体験】

手がかりの問い: 「相手が悪い」と思った出来事で、あとから自分の側の知らせに気づいた経験は何か。

日付:   出来事:

節027 因果応報 ── 苦は知らせであり、改善の手がかり

教本の対応: 第四章「因縁果の実際」後半・図14「『させられている』の概略」

【原典】「知らせは、進歩発展のために原因追究をする手がかりでもある。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「知らせは、進歩発展のために」

【原典】「大自然の因縁果の法則からすると、悪いこと(凶相)、苦が起こるのは、原因と縁の結果である。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「形而上的な解明」

【原典】「占いで、危険を避けるのも方法だが、悪い原因を除き、危険に遭わない人生の方が有益である。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「形而上的な解明」

【原典】「苦や不便は、知らせであると同時に発明の母でもある。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「形而上的な解明」

【原典】「積極的に知らせに向かい、改善をするのが人間の英知である。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「形而上的な解明」

【原典】「運命を変えるには、自分が努力し、正しい信仰により、大自然のお力を頂くかどうかである。」

── 『諸法の原理原則』第3章 第四理の細目「運命」

【説法 2026/4/24「大切なものとは、何ですか?」】それは、法則の通り、自因自果、自業自得で、自分の考え、行動、発言がもたらした結果です。

【言及】● 「因果応報」は原典の語(説法337本中10本)。説法は、法則の通り自因自果・自業自得で、自分の考え・行動・発言がもたらした結果だ、と言う(「自因自果」「自業自得」は原典の語ではなく、説法の言い方)。

【説法 2026/2/5「有り難い、と言う気持ちを忘れていませんか?」】「大自然」は、形而上、形而下の原因と解決方法を教えられる。

【言及】○ 原典「改善をするのが人間の英知」と近い。説法は、大自然は形而上・形而下の原因と解決方法を教えられる、と言う。

【気を配る】苦(貧・病・争)が起きた時、「自分のせいだ」と責めて止まらない。原典は、苦は知らせで、原因追究と改善の手がかりだと言う。「積極的に知らせに向かい、改善する」のが人間の英知である。
【実践】苦しいことが起きた日、①受診・休養など形而下の手当てを先に ②「悪因になっていたこと」を一つ探す ③直すことを一つ決める、の三行を書く。体調の不調を、原因の追及だけで自分に向けない。

【私の体験】

手がかりの問い: 苦しい出来事を、知らせとして受け、改善に変えた経験を一つ書く。

日付:   出来事:

体験の書き方

体験の書き方(一件ごと): 日付/出来事(評価を入れない)/形而下の手当て/悪因・悪縁になっていた自分の行い(責めずに事実で)/直したこと/その後/「私はこのように学びました」の一文。

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